補植700苗を植えた日(2024/6/2)
黎明橋公園のある晴海地区は今2万人、橋を渡った川隣の勝どきも入れると何万人になるのでしょう。とにかく人口密集地域です。そこにある芝生公園。公園は24時間オープンしてる施設ですし、連日大賑わい。公園の芝生もみんなに遊んでもらって嬉しそう。でも使用が集中する真ん中部分は使われ「すぎ」で擦り切れ新芽も出てこない裸地の場所が点在するようになっていました。
本当は補植作業はせずにいるのが一番。補植せずに何年も何年も同じ芝生がその根を深く育ててゆくことを理想にしています。でもこの環境では芝生の強さを上回る人の踏圧のため、どうしても裸地部分ができてしまい毎年補植をしてます。今年は700苗。
補植の準備
9時から補植ですが、運営は7:30から細々作業を進め、運営とお手伝いしてくれる有志は8時集合。準備作業が成功の肝。
その日までお天気にはヤキモキしました。雨なら参加しにくいし、運営五人でレインスーツ着て終わるまでやるしかなくて(泣)、天気予報を見ては安堵、見てはハラハラの1週間。
今日のお天気はちょうど作業の時は晴れるようでした。
元気な苗が届けられました
小田原から朝早くからトラックに積み込んで大事に育てられたティフトン700苗。この圃場で育てられた苗がやってくるのは初めてのことです。
みんなで運んで様子をチェック
生産者さんは日本芝草学会の先輩で、校庭芝生や少年サッカーのグランド、河川敷の大規模グランドなどの芝生の維持管理を何年も手がけるベテラン加藤さん。お話聞くだけでも面白い。大雨で川辺の芝生グランドが水に浸かった話、苦労あり喜びあり、いろんな経験をいつも分けてもらっています。
「芝生愛」。この感覚が本当に等しく同じで、学術団体である芝草学会の内外で知り合う芝生人はプロのアマも、ゴルフ場もスタジアムも校庭も公園も家庭も、やってることはまるで違うのですがこのコアの部分がしっかりと繋がっていると感じています。芝生愛がある人と支え合い芝生の世界を広め深めようとしています。芝生のためにが共通項。「芝生のために✖️〇〇のために」〇〇部分がそれぞれ違い、その現場にあった研鑽を重ねられているので、芝生も違う育てられ方をしますし出来上がりも違います。答えは一つではありません。互いにリスペクトし知識経験を共有し合える芝生の仲間。それぞれの現場で行われてるのは、芝生×選手のために、ファンのために、プレーヤーのために、生徒のために、園児のために、家族のために、そしてイクシバでは「やさしくてあたたかいコミュニティ」のために。
この苗の特徴のある土壌や圃場での様子や扱いの注意事項を共有します。
早めに来てくれる人も
朝の準備は盛りだくさん。
みんなが作業してたので写真なく・・・テントをたて、それぞれの場面の道具を準備し、そろそろみんなが集まりだしました。
補植スタート
まずは解説と体操から!
右端に映るは、中央区社会福祉協議会まちひとサイトのFさん。今年も取材に来てくれました。「僕の記事は忘れた頃にアップするからー。」とおっしゃるので速攻みんなFさんのことを忘れることにします。
苗をどう植えるか。できるだけ間隔を均等にの説明
均等にするので目安棒で穴あけをします。
しかし、小さな穴ではそうも言ってられず。各々の間隔で開けて植えます。
砂地なので穴あけやすいです。ポコポコ開けてくれます。
お姉さんたちはそれぞれの植え方を編み出してくれていたり
こちら親子ペアであけては植える。
最近この公園に来て補植イベント知りました!とご家族で参加してくれました!
裸地を見つけてここに植えたあげようと家族作業
途中お茶休憩を挟み再開。小一時間で植え終わりました。
次は赤ちゃん芝生を守る柵を立てます
同時進行で肥料と目砂
今日初めてです。って人も関係なくなんでもしてくもらうし、なんでもしてくれありがたい。
大人道具に真剣な眼差し
大きなテミを使って目砂まき。最初はボトっと落ちちゃうけど慣れるとオーロラにようにまけます。
ここでオーロラ撒きのお手本を↓置いておきます。こんな大きなスコップでできるのはイクシバでも数えるほどですが、テミでもこんな感じで満遍なく撒いて行けるようになってくださいね!目標この砂の薄い膜。これができると3ミリで撒けるようになりますよ!頑張ろう!
作業後ののんびりはアイスから
芝吸い
お疲れ様でした!!
今日のポーズを作るのが得意なキッズがいてくれたおかげで、なんと贅沢に今日のポーズは2種類もあって、それぞれ好きな方をとる!・・・できたのはこれ!
やり残し居残り
だんだん様になってくる!飲み込みの速さ!
散水!
その後大雨!!!!!天の恵み!!
日頃の皆さんの行いのおかげ
。十分な雨が夕方からゲリラ豪雨雨のように降りました。
最初の散水、肥料とかしていい水分が与えれました!サイコーでした。