芝フェスから1週間、いよいよ夏芝メインへ切り替え開始(2026.5.17)


今日は参加の人が少ない日でした。でも数年ぶりに参加してくれた親子さん、先月から連続で参加してくれてる方、みなさん経験者ばかりです。
難しいトランジッション
この作業はプロでも、失敗してしまうことが多いと言われている作業です。名前の通り「切替」の作業。
何の切り替えか?冬芝メインの芝生地→夏芝メインに変えてゆく作業です。
なんで失敗しがちかというと、なんといってもこの時期に冬芝のコンディションが良いから。このままずっと・・・と思いがちになっちゃうのでタイミングと施策を見誤ってしまいがちなのです。プロでも失敗とはきっとプロは直近の試合を考えたらその旺盛な冬芝と出てきたばかりのまだ頼りがいのない夏芝とのバランスに大いに悩まれるからかな?と思います。その点、興行がない公園は思い切り切替に舵を切れます。二毛作の芝生地ですが、通年ここにいる夏芝をどれだけ上手に育てて、根を深く育てるかが肝なのです。実は今のタイミングでも遅いくらいなので早く追い使えるようにめちゃ低く刈る必要があります。
この時期に綺麗な芝生地でも、内容を見ると冬芝がメインで保たれている場合、8月が悲惨な状態になる・・・ものなのです。
トランジッションをしつつ夏芝の目数を増やす作戦
8月悲惨という事は、夏芝が育ってない、夏芝そのものの芽がない、故に裸地があることを意味しています。その悲惨に対処するために、毎年夏芝のタネを巻き続けたり、毎年大規模に補植してハゲの回復をさせるため大規模に柵をはり、養生をしたり・・・など工夫もあります。しかしながら、その養生は使用禁止を意味します。
「せっかくの芝生に入れないなんて、使えないなんてなんのための芝生なの?」という事態にも陥る恐れががあります。
↑ここまでは教科書的な話。
個別具体的な黎明橋公園の場合
2万人+3万人エリアのこの公園の高利用による踏圧過多と日陰環境の中、昨年はこの時期の補植後の養生をなんと0日で元通りに回復させました。これはすごい結果だと自負します。新神奈川方式という手法です。でも昨年の一回で全部の回復までは追いついていなくて、今も真ん中には所々に裸地があります。
でもそれまでの数年試した方法よりもはるかにこの現場では効果の発揮するものでしたので、昨年の作業をあと数回(数年)すれば、2013年の芝生に近づけられたかもしれません・・・がしかし、イクシバにその経費をかけられないのでこの作業ができません。ごめんなさい。
まずは体操から
うわー懐かしい!!小学校1年の頃からイクシバで作業をしてくれていて、今や野球少年が練習後に来てくれましたよ!1年生の夏休みの宿題では、「芝生を守るボランティア」という作品を書いてくれて、今も大事に倉庫にあります。早速彼に体操係をお願いします。


芝刈りに注力!!
毎年恒例のガツンと低刈り。9mmで行う予定!・・・でも実は今日は人数が少なくて本来の作業をしてしまうとめちゃくちゃ疲れて時間もかかってしまい、中途半端に終わりそう・・・なので、臨機応変に17ミリにしました。先週までが30ミリ。さらに伸びていますので、これでも随分と芝刈り機を押すのが重そうです。本来の芝刈り1/3ルールを逸脱です。でも、今のタイミングではその目的を考えるとこれもOKなのです。
また全員が芝刈りをしなきゃなので、雑草とり専従を作ることはできず総動員です。
途中いつものように公園に遊びに来てる人を誘ったり、そして受けてくれたり・・・





くっきりと刈り跡がわかるほどの低かりです。

刈ってる側から美しく整えられて、大変だけどやりがいがあります。



テキパキテキパキ
1時間で終えました。みんな今日は力使ったー!!!!
芝吸い

冬芝の調子がいいのは、その下に夏芝があるから。真ん中部分に裸地が多いのは、そこに夏芝がないから。
例年だと5月末に補植の作業をしますが、今年はそれができません。
きっと来年は今より穴ボコが多くて残念な姿になると思います。ごめんなさい。

わかる人にはわかる↓冬芝の下に夏芝が。この子をいつまでも冬芝の影でひっそりさせると、光が当たらずに成長できないので、冬芝にご退場いただくのがこの作業の肝です。
そしてわかる人にはわかるこの写真。ハマスゲもたくさんあるじゃない・・・泣

実は本当はこの時期施肥をするといいのですが・・・マンパワーを考えて今日はやめました。芝生の作業はいつも教科書通りではゆかず、それでもその場所のその状況のベストを目指します。
お疲れ様でした!また来週!




