初企画・その②ポット苗づくりとスタジアムの芝生ツアー@静岡県清水(2023.4.9)

行程 ③

やってきましたよ!

芝生のみんなの憧れの聖地。

IAIスタジアムです!

2016年、初めてきた時はイクシバ!二人で訪れました。

そのときの大感動を、今日のイクシバメンバーもきっと感じてくれるだろうと思うとワクワクします。

初めて訪れた時から7年が経ち、ようやくみんなで来ることが出来ました。それだけで涙出そうなくらいの感動です。

2016年にここに来るその以前から黎明橋公園の芝生とイクシバは清水の師匠に見守られています。

研鑽の場をいただき、さまざまな芝生地、さまざまな芝生の育て人に出会わせていただき、現場は違えど度々ご一緒し、芝生と共に居て、芝生を学ばせていただいています。ご紹介いただく方もみなさん、芝生育てでは、高い高い頂きにおられる方々。そのお話は芝生の驚きと楽しさに満ち溢れ、いつだって毎分毎秒幸せな時間です。しかしながら我々の公園芝生とは全く性質を異にします。美しさも強さも何もかも叶わない私たちの公園芝生。でもそこの部分、叶わないのではなく、別の山を登ってる、ということを教えてくれたのも師匠です。

芝生はさまざまに育てられています。家庭のお庭、ゴルフ場、スタジアム(この中でもラグビー、サッカー、野球ではそれぞれまた違います)、校庭、公園・・・芝生はどこが一番ではなく、それぞれの用途に合わせ、それぞれの制約の中で、どれだけ誠実に向き合うか。そう教えてくれた方です。こちらの芝生に比べると私たちの公園芝生は比べようもありません。荒いです。雑草もいっぱいです。でもそれでいい。公園は24時間オープン、誰もが入れる場所、踏圧を受ける場所、大変な現場をよく頑張ってる、と誉めていただくことさへあります。

そして、何より私たちが一番大切にしている、コミュニティで育てる芝生の大切さを、芝生は人と人を結びつける接着剤ですという理念を、本当に理解をし応援してくださいます。公園の、校庭の現場であるからこそそれができる。ご自身が頂を極められているからこそ、別の山で頂目指す若輩者に手を差し伸べてくれる雲の上のグリーンキーパーの神様です。

もし烏滸がましいですが、大先輩と共通項があるとするならば・・・生きている芝生、命ある芝生を慈しみ、様子を観察し、声を聞こうとし、愛を注いで育てる点ではないかと思います。まだまだ未熟ですが、私たちもそうありたいと思います。

愛情をもらってる芝生と、そうではない芝生は一目瞭然にわかるもの。

何を抽象的な!と思われるかもしれませんが、本当に違うのです。このスタジアムの芝生は言うまでもなく愛情いっぱいの芝生です。


 

一般の人はここまでよを通り越し、中に入らせていただきます。入口では高校サッカーの優勝チームのネームプレートが。清水商業高校強い!

まずは一番てっぺんまで登りました。そこからは綺麗な富士山!

富士山見ながらサッカーも見れる素敵なスタジアム。

ずっとここに居れる・・・

佐野社長から説明を受けます。

では下にゆきましょう・・・

ドキドキ

 

概要の説明を受けます。子どもたち前のめり。

これこれロープ触らないよ

あの・・・ゴロンしていいですか?

いいですよ。

わーーーーー!

こんなことをお許しいただけることに驚きです。

大抵の場合、靴裏を消毒してからピッチに入る、

あるいは、ピッチ外から見学です。

本当にすみません。でも嬉しいやったーーい

せっかくだから全員で寝ましょう!

あの・・・靴脱いでいいですか?←図々しくなってるぞ

いいですよ。

わーーーーー!

足裏が喜んでいます。

ピッチをくまなく歩いて説明を受けます。

昨日の試合で傷んだ場所も目砂をもらい、四日後の試合に備えます。

選手が集まってくるゴール付近。

線審がいつも動く場所は実は踏み固められて固くなっています。

素足で歩くとズンとわかります。

でもその上の芝生の見た目は同じ。

本当に上手に育てられてる芝生!(←失礼)

子どもたちは嬉しくて走ります。寝ます!

全身でこの芝生を受け取ろうとしています。

全然足に負担がない優しい芝生。

選手にとってそれはいちばんの環境であるはずです。

このシマシマはどうやって作ってるんですか?

この線はなんですか?どうやって消すんですか?

この穴は何ですか?

みんなの質問に答えてくれるプロ。

 

土壌の中を見てみましょうと言ってくださり、

くいくいとホールカッターで。

美しい!

この長さの根っこは冬芝。ほんの半年くらいでここまで伸びています。

バラリと崩れないのは夏芝ティフトンも冬芝ライグラスも根っこがしっかり張っているから。この根っこが足に優しいクッションになってます。

そして砂の層になっていないのが健康に育てる秘訣。

サッチ層がない。刈り高は10ミリ!

今度黎明も土壌見てみましょうね。

穴の中も綺麗。段々層になっていない。

この根っこの詰まった塊を触ってみたい最前列の子供達。

でもジーーと我慢。芝生になんかあれば大変だからね。

よく我慢できた子どもたち。えらい、えらいよ

こうして穴を開けないと根っこの様子は見えない。

上の芝生が10ミリで刈られてもこんなに良コンディションなのは、昨日の試合で傷ついてももう良コンディションなのは、全てこの根っこが支えてるから。根っこを育ててます。

よくある現場は芝生痛みました、悪いコンディションです即、張替え、を繰り返してるとこうはならない、根っこが育たないからの悪循環。芝生も硬く、足にも悪い。

つくづく芝生育ては人育て、自分育てに通じると感じる。『大事なものは目で見えない。』上辺の飾りに囚われることなく、自分自身の中にもしっかりと豊穣な根を育ててゆこう。それが人と人のクッションになり、多くの包容力になる。

 

こちら施肥マシン。

そういえば・・・区役所に修理お願いしたうちの施肥マシンの故障は直ったのかなぁ・・・夢の世界からふと現実に引き戻される。

そのあとは思い思いの思い出写真撮影

その間も質問は続く

受け入れてくださった皆様に感謝。

IAIスタジアム様、

株式会社グリーンマスターズ清水様、

佐野社長ありがとうございました。

いえーーい!

胸いっぱい。

せっかく遠くから来てくれたから、ちゃんと見せてあげたい、良い思い出になって欲しいと思ってくださる優しい心が伝わってきて、みんな感無量。

ありがとうございました。それでは次に行ってきます。

名残惜しくもう一枚

行程④いちご狩り

駿河湾に面したいちごロードにはいちご農家さんが立ち並んでします。ここは由緒あるいちご農家さん。明治時代からだそうです。

斜面はいちご畑!

石垣いちご。

清水は章姫の産地。

ここのいちご園は紅ほっぺと章姫の両方が味わえます。

おいしー。おいしー。おいしー。おいしー。

大人は30分でもうお腹いっぱいなのに、子供の胃袋は凄まじい。

いちご別腹のようで40分で強制終了。

そして最後の目的地は

行程⑤ 日本平夢テラス

今日はいろんな富士山に出会いました。

偉大なる富士山。

今日のツアーで何思う・・・

最後まで元気いっぱいの子どもたち

ここで解散です。

朝から丸一日お疲れ様でした!

また日曜日の芝生育て、頑張りましょうね!!

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育てる芝生「イクシバ!プロジェクト」

フカフカ緑の気持ちいい芝生が近くに沢山あるって素敵。 そんな芝生を地域に根付かせ、緑と人の輪を育てることを目的にしてます。

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