新芽チョキチョキ刈り、追い撒き、施肥、散水(2024.10.20)と芝生の視察in仙台(2024.10.16)
水やり当番終了。当番さんたち、ありがとう!
先週の木曜日をもって水やり当番さんは終了です。当番さんたちがのべ8回登板してくれました。新生児芝生は今や”小学生”になりました。育て方のフェーズを変える時です。赤ちゃんの時と同じ対応しては過保護になりすぎて、自分の力を伸ばせずに弱い子になります。根の浅い弱い子です。口までスプーンで食料を運んでもらっていた水やりは終えて、自分の根を伸ばして自力で水を求めて、しっかり根を下ろせるように仕向けます。
本日メニュー
倉庫掃除延期
倉庫の掃除をするはずでしたが集合時間に少しパラパラ雨が降っていて、参加人数がざっ!っと倉庫掃除を終えるには若干人数が少ない気がして、掃除を延期にしました。
それにしても良い季節になりました。暑くもなく、寒くもなく。芝生が気持ちいいです。
今日のメニュー
今日は2分けつした”小学生芝生”をエリアを区切って芝刈りです。まだ芝刈り機は使えないのでチョキチョキハサミです(おそらく専門家が聞くと驚く手法です。通常は金属製草払い機でスパっと上部のみ刈って刺激を与えます。でも道具買えないし・・・ハサミでみんなで触りながら行います)その後は、タネがない場所にタネまき、肥料、たっぷりお水、その他倉庫のおおまかな片付けです。
ますは体操から
Kパパさんとその時に目があって・・・すみませんね。体操リーダーやってー。と言ってすぐにやってくれる頼もしさ!
12345678はみんなも声出ししてみよー!
ハサミちょきちょき
何度も経験してるKちゃんが高速チョキチョキしていたので、みんなに、Kちゃん見本にしてくださいね、というと、早速向学心あふれる小学生が「Kチャーーン!!教えてーー!!」ってKちゃんに駆け寄ります。二人は何かとペアを組んでいる仲で顔馴染みさん。年齢が60近く違っても、どれだけ違っても対等な仲間です。お互いのリスペクト感を近くにいても感じます。小学生は「すごいなーこんなことできるんだー!」というキラキラの眼差しで、Kちゃんは「小さいのに頑張ってて偉いなーっ」ていう包み込む眼差し。老若男女の仲間感がすごくいいんです。
みんながみんなの、「元気の素」になってる! 思いやり感じる素敵な場所です。
早速実践
全面なんて無理なので、実験がてら一部分のみ実施
タネの追い撒き
砂に混ぜて撒きます。
倉庫の用事あれこれ
こちらは新品の芝刈り機のセットしたり、もう使わない夏のテントを袋に入れたり・・・一年が早い。この芝刈り機1台も「公益財団法人コメリ緑育成財団」様に助成いただき購入しました。ありがとうございました。
施肥散水
中では肥料をあげて散水をします
杭のチェック
周辺の杭の緩みもチェックして、みんながみんなグリーンキーパーです!かっこいい!
来週こそは倉庫掃除??いえもしかしたら芝刈り機の全面刈りになるかもです。こうやってズルズル倉庫掃除が寒い時期になってしまうのはアルアルなのですが・・・
お疲れ様でした!
今日のポーズは”アーチェリーポーズ”だそうです。
コンポストの相談
散水をくまなくして・・・
最後は倉庫にバルサン焚きました。モクモク
日本芝草学会主催2024秋期見学会
- ユアテックスタジアム_ベガルタ仙台本拠地
- 七北田公園_お隣にある広大な芝生の公園
- 泉総合運動公園泉サッカー場
- アイリストレーニングフィールド
- 泉パークタウンゴルフ倶楽部
先週、仙台に芝生の勉強をしに行ってきました。イクシバ出張です。いろんな芝生地を見ること。現場で育てている人の話を聞くこと。参加者はどんな小さな質問でも、たくさん質問して疑問を解消すること。
どこの場所も芝生を愛する方々がいて、プロが使う場とて決して完璧ではない、与えられている条件で工夫をさ、れ課題を克服し用途にあった芝生作りにご腐心されています。生きた勉強は、確実に知見を広げてくれ、自分も現場のヒントをもらえているように感じます。そしてめちゃ面白い。芝生を好きになっちゃたら、是非芝生見学をお勧めしますよ。
岩手、秋田に続く今年で3回目の東北地域の芝生見学。東京近辺ではベースとなる芝生は暖地型芝生ですが、緯度の高いこちらはベースとなるのが寒地型芝生です。WOSはなく、その代わりに今がエアレーション1&追い撒きシーズンで、コアで穴が開けられた現場もありました。7ヶ月後のトランジッション2を考慮しなくても良く、しっかり根付かせ、かつ株化させないことに心を配ります。
スタジアムでは地際の蒸れの苦労をお聞きしました。絶えずタネを撒いているので、赤ちゃん芝生大人芝生が混在しています。たねも一種類ではなく3種類を混合してます。その配合も様々。暖地型中心のスタジアムの芝生とはまた違う表情ですよ。
お話を聞いていて、暖地型での芝生作りの年表を寒地型芝生を想像して置き換え考える、脳内で時間軸をくりくり動かせて想像して理解する、刺激的な見学会でした。
日本芝草学会ではただいま会員を募集しています。
気になる方がいらっしゃいましたらお声掛けくださいね。