コロナ禍における芝生化セミナーin小田原(パート1)
日本芝草学会 校庭芝生部会主催 コロナ禍における芝生化セミナーin小田原に参加しました!
まずは、一日目
11月21日土曜日 会場は 小田原市立下府中小学校です。
オーバーシードされた校庭です。
ふわふわのライグラス↑
黎明ではできませんが、ティフトンなどの夏の芝生が休眠期に入る秋に、ティフトンの上にタネをまいて冬場でも緑ふかふかの芝生を楽しめる⇒オーバーシーデングをされている学校です。
生徒さんたち幸せですね~
こちらは、2009年にJFAグリーンプロジェクトの制度を利用して、ポット苗方式で芝生化されたそうです。
管理協力はNPO法人下府中コミュニティShin2さん。こちらの理事の加藤智晃さんは、黎明の芝生復活大作成の時にも助っ人で駆けつけてくれました(#^^#)その節はありがとうございました!
準備からてきぱきお手伝いをしてくれたのは、前回お邪魔した県立横須賀工業高校のグリーンボランティア部の元気な部員君たち😊今日もありがとう!!
小田原市長のお話からスタート
芝生化に理解のある市長さんですね。
この市長さんのもと、ますます小田原市内に芝生環境が増えていくといいですね。
そして、体育館に移動して、
講演会です
最初は日本芝草学会校庭芝生部会部会長の藤崎健一郎先生の講演です(#^^#)
「日本芝草学会 校庭芝生部会の歩みと取り組み」と題した講演。
芝草学会の歴史から、活動内容などについてのわかりやすいお話でした。
うちの団体の名前も紹介されてました
日本芝草学会には私たちも入会しています。
そして、今年度からは校庭芝生部会の運営委員として運営にも携わっています😊いつも困ったときに頼りになる最強の面々ばかりの中、地域団体として芝生が地域づくりの核になりうることを実践する立場から、私たちも常に向上心をもって学んでいきます!!
次の講演は「コロナ禍における校庭芝生化の取り組み」
先ほどから登場しているこちらの小学校の芝生管理をしている NPO法人下府中コミュニティShin2理事の加藤智明さんの講演です。
私たち公園管理をしている現場とは違い、コロナ禍においては、学校校庭芝生が全く使われない状態が続いてしまい、当然踏圧もない中、芝生君は元気いっぱいな状況だったそうです。
(逆に自粛期間中には蜜を避けて公園利用がとても増えたために黎明の芝生は発芽後に踏まれすぎてダメになってしまうということがありました、、、コロナ禍では予想外のことがおこります)
とてもコンディションのよい芝生を、子ども達が登校した時に見て元気なってもらおうと
加藤さんこんなことをしたんですって↓↓
すごいですね~。
学校の校訓である「友愛」の文字の芝生アートです。
加藤さんのメッセージ子どもたちにも芝生君にもきっと伝わっていますね♡
こちらの小学校の芝生導入時から現在までのお話から、河川敷グランドのお話など大変興味深い講演でした。酒匂川河川敷サッカー場は翌日見学会させてもらいました。このお話はパート2で。
そして、次は
NPO法人グリーンスポーツ鳥取理事中野淳一(元鳥取大学農学部准教授)
中野淳一先生の講演「鳥取方式(ポット苗)による芝生化」 です。
いわずと知れた「鳥取方式」。
低コスト、低管理で育てる芝生で、この方式で鳥取には沢山芝生環境があります。
芝生化の場所がどこなのかによっても当然管理レベルが変わるけですが、そのレベルに合わせてどのような管理が必要かなどグラフししてお話をしてくださいました。
課題としては、管理する人員の労力の削減とのこと。
そこで登場するのが「芝刈りロボット」です。
お掃除ロボットのルンバみたいな形をした全自動芝刈り機オートモアー
きれいな芝生を維持するのに必須の芝刈をロボットが担当するというお話です。
そうすることで、人力による芝刈をなくし、労力削減につながるというお話でした。
新しい時代の管理方法ですね。
こちらのロボット芝刈機のデモの様子↓毎日毎日走らせるそうです。
さて、講演も終わり
最後はゲストの株式会社オフィスショウ代表の池田省治さん。
本日の講演を総括してくださいました。
そして、校庭に出て、先ほどのロボットオートモアを見学したり
加藤さんが使用している道具を見せてもらったり
これで筋をつけてからタネをまくんですね。
こんな風に穴が開きます(#^^#)
常用芝刈り機に乗っかってみたり、ワイワイと楽しみましたが、
気づけばもう夕方。お開きの時間となりました。
翌日は、河川敷グランドと幼稚園の見学です (パート2へつづく)